- 杢−Translucent:時の記憶−
- 材木団地の単板加工場に眠っている、厚さ0.5、長さ4000、巾700、の肥松〈杢〉の単板を見つけた。それは普通、合板ベニヤの化粧材として利用される。この厚みは単板の中でも厚い方で、杢目の何とも言えない温かみのある素地を何かに生かせないかと考えた。切断面は『時の記憶』その切断面〈杢〉に、文字どおり光をあててみた。
松脂によって光を通すと透けて見える。〈杢〉一枚一枚のもつ表情、色合い、風合いの面白さ、やさしさ、力強さは最もシンプルな形によって生かされる。
- 木漏れ日
- 能勢の山奥の製材所で見つけた杉の切り株。
その切り株を厚さ12mmにスライスして、わずかな隙間を開け、その中を円筒にくり抜いてあかりを灯して照明とした。内側からこぼれる光が、ほのかな温かみを感じさせる。